初期だけでなく点検や修繕に必要な費用も考慮しよう
壁面緑化は、都市の景観を良くしたり室内の温度調節をしやすくしたりする上で必要な取り組みとして多くの企業内で推進されています。一方で、壁面緑化を長く続けるには多大なコストが発生するため、限られた予算でどの程度の対応が可能なのか社内で検討をすることが大切です。特に、壁一面にワイヤーやネットを設置したり、つる性の植物を配置したりする際に掛かる費用は、建物の階数や壁の面積などに大きく影響を受けるため、経営者や経理の担当者が中心となってトータルの費用の見積もりをチェックしなければなりません。また、定期点検や修繕を依頼する際には、作業を依頼する工務店によって費用を含めた対応に違いが見られます。そのため、早めに料金体系や過去の実績を調べて、安心して任せられる工務店を選択しましょう。
壁面緑化のノウハウがあるスタッフに作業を依頼しよう
予算の範囲内で壁面緑化をより良く行うには、植栽や手入れのノウハウがあるスタッフに一通りの作業を依頼することが何よりも大事です。数多くの緑化事業を手掛けている工務店の中には、即戦力となるベテランを採用したり、若手や中堅の職人を対象とした研修を行ったりしているところが珍しくありません。一般的に、職人の質が高い工務店に依頼をする場合は、壁面緑化の作業内容によりますが工事費用やメンテナンス費用が高額になる傾向が見られるため、費用のシミュレーションを行って納得をしたうえで契約手続きをすると良いでしょう。その他、出費を最小限に抑えるには、無償で基本的なアフターサポートをしてくれる工務店を探しましょう。
壁面緑化とは、自宅などの建物の壁を植物で覆うことです。地球温暖化対策になる他、オブジェとしても活用できることから人気が出ています。